近代日本「ものづくり」夜学会 日比谷カレッジ版 20世紀最大の土木事業 パナマ運河の謎(全2回) 第2回 パナマ運河はどのようにつくられたのか? レポート

316日(木)、近代日本「ものづくり」夜学会 日比谷カレッジ版「20世紀最大の土木事業パナマ運河の謎」(全2回)の第2回を開催しました。この回のテーマは「パナマ運河はどのようにつくられたのか?」、講師は前回に引き続き土木学会正会員・「青山士とパナマ運河」研究家の清水弘幸氏です。

近代日本「ものづくり」夜学会 日比谷カレッジ版 20世紀最大の土木事業 パナマ運河の謎(全2回) 第2回 パナマ運河はどのようにつくられたのか?

パナマ運河は、当時エッフェル塔の建設で世界最高峰といえる土木技術を持ち、スエズ運河の開通に成功したフランスが工事に着手しました。
しかし、乾いたスエズで運河建設に成功したフランスも、熱帯雨林のパナマでは気候や風土病に苦しみ、また、パナマ地峡の独特な地層の工事に対応できず、撤退を余儀なくされました。
その後を引き継いだのがアメリカです。アメリカは徹底した衛生管理の下、風土病を予防し、正確な測量や最先端の土木技術で、パナマ地峡の地層や「クレブラカット」と呼ばれる蛇行した区間に対応しながら工事を進めました。
フランスが採った水面式を止めて閘門式を採用するなど、アメリカの土木技術こそが世界最高峰であることを世界に知らしめる建設工事であったと言っていいいでしょう。

近代日本「ものづくり」夜学会 日比谷カレッジ版 20世紀最大の土木事業 パナマ運河の謎(全2回) 第2回 パナマ運河はどのようにつくられたのか?

地滑りが起こりにくい角度を算出しての掘削作業や、掘削土をオートメーションで鉄道に運んで処分するという、現在でも通用するシステムのお話などは大変興味深く、パナマ運河が難工事であったことがよく理解できました。
アメリカが記録した工事の様子と、船舶がパナマ運河を通過する場面を5分にまとめた(実際は通過に1011時間かかる)貴重な映像も紹介していただき、大変わかりやすく、参加者の皆さんからも高評価の講座でした。

カテゴリー: 日比谷カレッジ, 特別研究室, 講座レポート   タグ:   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。